きっと今、4月入園の申し込みを控えている、申し込みはしたものの結果はこれから…という方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
なので、今日はタイムリーに”保活”についてのお話です。
こちらの記事に詳しく書きましたが、諸事情があり、第一子の保活を1都3県で数珠つなぎ的に行ってきました。現在も2歳4月入園までの入所を目指して鋭意保活中です。
結局は普通に保育園に落ち続けている私ですが、一時期夫の転勤等との兼ね合いで、保育園に合格しても困る可能性が出てくるかも…?という不安を抱いたことがあり、インスタで見かけた「希望すれば保育園不合格にしてもらえるよ!」という投稿について調べていたことがありました。
今日は調べる中でわかったこと、不安になって追加で問い合わせた内容をご紹介します。
不承諾通知、保留通知ってそもそも何?
保育園入所の不承諾通知、保留通知というのは、保育園に申し込んだものの、定員超過などにより保育園入園がかなわなかった場合に発行される書類です。
1歳になったら保育園に入れて復帰するのが原則だから、保育園に申し込まないといけないけど、まだ子供と一緒に居たいな…。
今まで休みなしで働いてきたから、育児休業給付金がもらえるMaxの2歳までは復帰したくないな…。
という方が、「こんなこと考えるのは不謹慎だけど、保育園落ちたらいいのにな…」という気持ちになったりすると思います。
保育園が決まらず育休延長を申請する場合に会社に提出することが求められる、育児休業給付金の延長申請のために提出することが求められる、それが保育園入所不承諾(保留)通知です。
名称は「不承諾」だったり、「保留」だったり、自治体によって多少違うようですが、同じものです。
特に育児休業給付金の交付延長については、1歳・1歳6か月のタイミングで不承諾通知が必須。「うちの子は3月生まれ。4月入園分は申し込んだけど、子どもが1歳になる3月のタイミングでの保育園申し込み・不承諾通知ゲットを忘れてた…!」みたいなインスタの注意喚起記事も見かけるよね。
何が書かれている?
まず、そもそも何が書かれているか、です。
サイズはA4片面。
ここからの内容は私が保活をしている1都4県での話にはなりますが、自治体によって形式は微妙に違うのものの、書かれている項目はほぼ同じでした。
- 自治体の所長名
- 児童名・生年月日
- 第一希望の保育園名
- 保留となった理由
3については自治体により書いてあるかはマチマチです。
4については「利用調整の結果、利用先が決定しなかった」「入所ができないため」などあっさりです。
総じて、内容はあっさりな印象です。
定員オーバーか辞退したかバレる?
自治体側の提案で保育園を不承諾にするってことだから大丈夫だと思うけど、まさか「備考:本人の希望により辞退」なんて書かれないよね…?
私と同じく心配性な方は、ここが不安なのではないかと思います。
私が1都4県に問い合わせた限りでは、定員オーバーでも辞退でも、不承諾通知に書かれる内容は全く同じ、つまり辞退したことは不承諾通知からは読み取れないとのことでした。
どの保育園にどれだけ応募したかバレる?
でも、応募数やどの保育園に申し込んだか載ったら、「1園にしか申し込んでないなんて受かる気ないじゃん…!」「こんな人気園ばっかり、落ちるに決まってる…!」とか思われるのでは…?
ということも気になりますね。
私が保活していた自治体では、上記にも書いた通り、申し込んだ保育園名は未記入もしくは第一希望の園名のみが記入されている形式でした。
なので、自治体の申込用紙に書ける上限数まで埋めたのか、1~2園しか希望を書いていないのかはわからないようになっています。
でも後々、「どれくらいの園に申し込んだんですか…?」とか、「申し込み書の控えも提出してください」とか、会社から聞かれないかな…。
というところまで心配になる心配性さんは、不承諾を希望したうえで、申し込み書の希望園を書き込む欄をすべて埋めたらよいと思います。
ただし、「不承諾を希望することはできず、その園の希望者の中で最下位として扱う」というかたちをとっている自治体もありました。
つまり、その園の希望者が自分1名だった場合は、不合格希望だったとしても、その園に受かってしまうということです。
その場合は複数園を希望してしまうと、その分通ってしまう確率が高まってしまうので注意が必要です。
不承諾希望の場合、勤務証明書は不要って言われたけど…
問い合わせる中で、「不承諾希望の場合は、会社に書いていただく勤務証明は不要です。本当に入園が必要になった際に用意していただければ大丈夫ですよ。」と言われました。
ただ、私は、
通常は保育園申し込みにマストな勤務証明の記入を会社に依頼していないのに、申し込んだ結果、不承諾でした…って書類だけ出てくるのって変じゃない…?
とふと気になりました。
私の勤務先はそれなりの規模があり、こういった手続き書類を発行する部署と、育休復帰を管理している人事部は別組織でした。
同じようにある程度の規模で、役割分担がなされている会社にお勤めの方の場合、「この社員は勤務証明の発行依頼をしてきていないのに不承諾通知を提出してきた=保育園辞退したな…!?」と気づかれることはないのかもしれませんが、絶対とは言い切れません。
が、会社の規模が小さく、育休中の手続き、復帰のアレンジは全て1人の担当者がやっている…という会社の場合は、「あれ?」と思われる可能性も0とは言い切れないかもしれません。
心配な場合は、書類を作成していただく方には申し訳ないですが、手続き上は不要なものの、本来であれば勤務証明が必要な時期にあわせて書類作成を依頼しておくのが無難かもしれません。
こうすると、自分の勤務証明はどんな内容になるのかを、本気の保活より時前にチェックできるというメリットもあります。
思っていた勤務時間の記載になっていない…!本番ではこんな内容も備考に追記してもらおう…!なども早めに発覚すると、対策も考えられます。
職業安定所から連絡が入ることがある!?
私が保活をしていた1都4県のうちの1自治体で「不承諾を希望された場合、のちに職業安定所から区役所へ問い合わせが入る可能性があります」といった注意書きが小さく入っていました。
そんなことあるの…!?何を聞かれるの…!?
とかなり驚きました。
そんなことが高確率であるのであれば、不承諾希望をするのはハイリスクすぎる…ということになってきます。
どうすればいいのか…
こういうときは調べずにはいられない性格なので、シンプルに区役所に問い合わせました。
書類にこのように書いてありますが、その場合、本当に入所できなかったのではなく、辞退であるという旨を回答されるのですか…?
と。
回答は「そもそも問い合わせがあることはほぼないですが、あった場合でも辞退であることをお答えすることはありません。」とのこと。
ただし、これに関しては自治体によって方針が異なる可能性もあるので、心配な場合は自分の自治体に職業安定所から確認が来た場合の対処を質問しておくのがよいと思われます。
社会人として、会社に復帰することはとても大事なことですが、子どもをどのタイミングで保育園に預けるか…というのは自分のライフプランとしてとても重要なことだと思います。
入れるかもしれない保育園を辞退するというのは誇れることではないかもしれませんが、このタイミングで絶対に保育園に入れたい…!と思っている人に保育園を譲れるという考えもできます。
実際、今の私も、もし譲ってくれる方がいるなら、喜んで譲ってもらう…!という気持ちです。
この記事がそんな重要な決断に対して、少しでもお役に立てたらと思います。
おわり。