【保活中のあなたへ】日本各地~1都3県~で保活した話。そこから見えた注意点

保活

「保活が大変で」「仕事や家庭状況で点数がついて…」など、保活について先輩ママ社員から漏れ聞いたことはありますが、体験してみるとあれこれ想像と違ったというか、奥が深かったというか…。

それが私にとっての「保活」です。

しかも、夫婦の勤務地の都合で育休中に引っ越しを挟んだりして、気づけば1都3県で保活をするはめに。

今回は私が東京近県のA市・東京のB市・地方都市2県(C市・D市)で保活をして、「こんなに厳しいの?」「自治体によってこうまで違うか…!」と感じたことがありましたので、注意点をご紹介します。

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注意点【初級】出産前に保活が必要な場合も!

これは子どもの生まれ月によって…という注意点です。

4月に保育園に入園させて職場復帰というママ、多いと思います。

4月以外の月は、基本的に入園の半月前が保育園の申し込み締め切りですが、

4月入園に関しては前年度の秋に申し込み締め切りとなります。

なので、秋冬出産予定の子どもを、0歳になる4月のタイミングで保育園にいれたい場合は、出産前に保育園申し込みが必要になります。

私が保活した自治体だと、10月1日締め切りという自治体から、1月下旬締め切りというところまで幅広くありました。

しかも職場に就業証明書の発行をお願いする、園の見学…など、申し込み準備には2週間~2カ月はみていた方がよいです。

カコはるの
カコはるの

…ということは10月1日締め切りだと8~9月には保活開始…!?冬生まれの子だったぼちぼちベビー用品を調べ始めたとか、名前なんて候補も決まってないタイミングでは⁉

はるの
はるの

妊娠中は妊娠・出産のことで必死で、出産後のことまで頭が回らないですよね。

気づいたら申し込みが過ぎていた…とならないよう要注意です。

また、多数の園が受け入れは生後6か月以降となっているので、「入れようと思ったのに、0歳4月時点では入園資格がない!?」とならないよう注意が必要です。

※なかには生後8週間で受け入れ可能な園もありますが、数園のみかつ定員も数名だったりして高倍率です。

私の子どもは冬生まれの予定で、もともと復帰は子どもが1歳を過ぎてからと考えていたのですが、「早生まれは保育園入園に苦労する…」と言われているのはこういうことか…と納得です。

注意点【初級】園不足とはいえ、共働きなら入園可能!?

こちらも初級の注意点ですが、私も保活を開始するまで思いもしていなかった点になります。

正社員で共働きであっても、保活が大変で遠くの園になった…という話は先輩ママから聞いたことはありましたが、それはその方が東京に住んでいるからなんだろうな…と思っていました。

正社員共働きだし、両親との同居もなしだから、うちの場合は問題ないな…と。

しかし、それは考えが甘かった。

保活は、

  • 仕事がフルタイムかパートか無職か
  • 上の子がすでにその保育園に通っているか
  • 定年退職した両親など子供の面倒を見られる大人が同居しているか
  • 母子家庭・父子家庭か

等によって点数が付与されて、点数の高い人から希望保育園の入園資格が得られるという

私が保活したどの自治体でも正社員・共働きであっても保育園に落ちる可能性がありました。

しかも、東京よりも、東京の隣接県の方がものすごく激戦区!

カコはるの
カコはるの

え、保育園不足って大都市だけじゃないの…?

東京近県のA市に引っ越した際は、妊娠発覚前だったので気にしてもいなかったのですが、A市は駅周辺を開発中でマンションがどんどん立っていて、保育園数の数が追いついていないようでした。

どの保育園を選んだとしても、受かるか落ちるかは半々で、その年の応募の片寄り具合による運次第。

見学申し込みの段階で「入れないと思いますけど…(それでも見学します?)」と回答する園も複数ありました。

しかも、自治体が調査をして認可済の認可保育園だけでなく、認可外の保育園も空きがない状況でした。

その後私が保活した東京・地方都市2県は、候補園を増やしたり、小規模園(2歳児までを預かる園)・認可外保育園まで候補に入れればどこかには入れそうかなという温度感でした。

逆に言うと、納得いく認可保育園を3つだけ絞って申し込む!…とかしていると受かるかどうか賭け…という感じです。

はるの
はるの

都会以外は保育園に入りやすいかといえばそうではないし、自治体ごとに保育園の不足状況は全然違うので、友人や知り合いの話を参考に想像しているとあてがはずれるな…と思います。

注意点【中級】応募条件・点数の基準、自治体によって違いすぎ

4月入園の申し込み締め切り時期が自治体によってことなるのも驚きでしたが、そもそも自治体ごとに保活のルールは千差万別!

申し込むための手続き、書類の記入事項、点数の基準など細かい違いはたくさんありますが、私が1都3県で保活をして、特に驚いた点がこちらです。

子ども同伴での園見学マスト⇔園見学は任意

関東近県A市で保活をした際は、決められた期間に子どもを連れて見学をした保育園にしか申し込めないというルールでした。

しかも、そういうルールなので、まず保育園の見学予約が激戦でした。

兄弟児がすでに通っていて様子は知ってます、去年見学に行ったので雰囲気わかってます…という状況であっても、とにかくその年度の決められた時期に必ず子連れで見学していないと申し込み不可。

はるの
はるの

いったん小規模園や認可外に入れて、ゆくゆく転園先の園を探そう…という場合、平日は仕事なのにまた子供連れで園見学しないといけないという罠も。。

一方、東京・地方都市2県では園見学はあくまで任意でした。

認可外に通っている場合は加点⇔優先度が落ちる

関東近県Aでは、認可に入れられず認可外に預けて働いている場合、加点がありました。

しかし、地方のC市では正反対優先度を下げるという対応。

A市では「認可外に預けてでも仕事に行かなければならない差し迫った状況」という解釈で、C市では「認可外であっても、現状とりあえず預けて働けているのだから、どこにも預けられていない人のほうが優先」という解釈とのことでした。

ちなみに東京B市・地方D市では減点も加点もなしでした。

カコはるの
カコはるの

「認可入園に有利なように、早めに認可外にあずけておく…」って話を聞いたことがあったけど、不利になることもあるなんて…!

両親が同居・市内在住は減点⇔同居の場合のみ減点⇔加点減点なし

関東近県A市では、70歳未満・無職の両親が同じ家に同居している場合は減点、東京B市・地方D市は65歳未満・無職の両親が同居している場合のみ減点というルールでした。

地方都市C市では加点も減点もありませんでした。

両親との同居だけでなく、市内在住の場合も減点があったり、その両親がいくつなのかの年齢のボーダーが異なりました。

二世帯住みの家庭は多くないかもしれませんが、同じ市内に住んでいるということは結構あるのではないでしょうか。

はるの
はるの

両親との同居がないから減点はない…かどうかは確認が必要ですね。

逆に両親を介護中…などで加点がある場合もあります。

注意点【上級】育休延長したいから落選したい…できる?できない?

インスタ等で、「保育園に落ちれば育休が延長できるから、入園は他の方に譲って、保育園落選通知がほしい…!そんなときは自治体に申し出ると、落選させてくれることもあるよ!」という投稿をチラホラ見かけます。

確かに、関東近県のA市・東京のB市では「落選を希望する場合は保育園不承諾通知を発行します」と申し込み冊子に書いてあったり、提出書類に落選希望と書く欄が用意されていました。

ただ、地方都市のC市ではそのような対応はなし、D市では優先順位は一番下になるものの、一応どこかの園は希望せねばならず、もしその希望園に空きがある場合は落選とはならない、という規定になっていました。

カコはるの
カコはるの

あてにしてたら自分の自治体ではこんな制度なかった…!ってなったら焦りそう!

まとめ~万全を期すなら、妊娠前から保活ははじまっている~

初級の注意点は、保活経験者からすると「まあ、あるあるだよね。」という内容かもしれませんが、中級・上級は保活したことがある方からしても「え、そんな自治体もあるの…?」という内容だったのではないでしょうか。

「そんなにいろんなところで保活しないから大丈夫だよ…」と思うかもしれませんが、「市街に住む友人・同僚から聞いたアドバイスと全然違った!」「引っ越した後に二人目の保活したら、前と全然違ってた!」ということは結構ありそうですよね。

私は1都3県の遠方への引っ越しをはさみながらの保活ですが、そこまででなく、同じ県内の隣り合う市であってもルールは違いました。

世間でよく言われている「保活像」を頭に描いていると、「そこで減点が??」という予想外の展開があったり、よく調べず隣の市へ引っ越したら保活激戦区で申し込み条件や点数がめちゃ辛口…!ということも起こりえます。

カコはるの
カコはるの

どこに住んでるか、ちょっとの違いでだいぶ保活の苦労が変わりそう…

はるの
はるの

万全を期すなら、妊娠前に保活の難易度や保育園までの距離などを考えて家を探したいとまで思います…。賃貸ならまだしも、持ち家派の方は要注意です!

体験すればするほど、複雑な保活。

私のちょっとめずらしい1都3県での保活体験が参考になれば幸いです。

おわり。

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