つわりの時期・長さが厄介
つわりで病院が選べない
まず、妊娠中に最初に「こんなことになるとは…!」と思ったのは、妊娠に気づいたすぐ後でした。
私は生理が規則的に来る体質で、かつ不妊治療に通っていたこともあり、生理予定日を1週間過ぎたところですぐに市販の妊娠検査薬を試し、妊娠が発覚しました。
妊娠直前の生理開始日を妊娠0週として計算するので、妊娠5週目という割と早いタイミングで妊娠に気づいたことになります。
にも関わらず、すぐに微熱・吐き気(特に夕方以降…)が始まり、集中して何かを考えられる状態ではありませんでした。
しかし、そんな状態でも通う産婦人科を決めなければなりません。
超心配性・検索魔な私なので、本当は自宅付近の条件に合う病院を片っ端から調べたり、そもそもどういう条件で選ぶべきなのかというところから検索しまくったりするところなのですが、到底そんな余力がありませんでした。

夫婦で初めての土地に転勤した直後の妊娠発覚だったから、自分が生まれた病院で…とか、友達のおすすめで…とかいう情報も何もなかったのがつらかった…!
過去に子宮頸がん検診で行った病院が、たまたま無痛分娩を行っており、

そんなものがあるのか!絶対無痛分娩にする…!
とだけ固く決意していたので、無痛分娩が可能な産院を検索し、その時点で無痛分娩の予約が可能で、口コミがよさそうな病院に決めた…というのが精一杯でした。

しかも、すでに出産予定月の無痛分娩枠が埋まっている病院もあった!妊娠発覚~出産ってみんな同じスパンなのに、なぜ…?

自分が納得いくほど調べられていなかったので、妊娠後期になって、「この病院でいいの?」「やっぱり里帰り出産する…?」とマタニティブルー全開に…。
つわりは終わらないことも…!
妊娠5週目から始まった私のつわり。
6週目、7週目…と徐々にきつくなり、有給で会社を休ませていただき、寝たきりに。

つわりっていつ終わるんだ…?
と思い、調べてみると、
つわりは妊娠5週から始まることが多く、症状のピークは妊娠8~10週くらい。妊娠12~13週にはおさまってきます。長くても妊娠15~16週になるとほとんどの人が終わるといわれています。
つわりの時期はいつからいつまで?始まりとピークは?-おむつのムーニー 公式 ユニ・チャーム (moony.com)
と、大体こんな感じの情報が出てきます。
妊娠9週、10週…となり、

ここからおさまってくるはず…
と指折り数えて耐えていたのですが、13週になってもおさまらず、15週になってもおさまらず…。
当時読んでいたたまひよの雑誌で、「つわりが終わらなかった」「つわりが治まったと思ったら、後期づわりがはじまった」などのコメントもあったため、

あれ、まさか…
と思ったのですが、まさにその嫌な予感が的中し、妊娠6か月くらいまで起きていると吐き気がする状況が続き、その後すぐお腹が張り始めたようで、食べ物が少量ずつしか食べられずなし崩し的に後期づわり…へ、10月10日ほぼずっとつわりと共に過ごしました。

産後、好きなものを好きなだけ食べたときの喜びは忘れられません…。
安定期、超不安定
そして、そんなパニックの次にやってきたのが、安定期、全然安定してないじゃん!期です。
まず、私の場合は全くつわりがおさまる気配がなく、安定期になっても寝たり起きたりの生活。
ごはんを少量ずつしか食べられない、全身に登り龍のような発疹が出て、痒くて眠れない…。
よく安定期のうちに海外へ…!なんて話を耳にしたりしましたが、海外どころか最寄り駅まで歩いていけない時期も長かったです。
そんな中で、

あと半年後には出産?子どもも私も無事でいられる??無痛分娩ってリスクもあるの…!?
と出産が現実味を帯びてきて、恐怖のあまり出産の痛みについてずっと調べていたり、食べたいと思ったものが売っていなかった、産休のための書類のやりとりで手間取った…なんて些細なことでも涙が出たり、安定とは無縁の安定期を過ごしました。

いろいろ調べていると、中期で流産する例もあったので、本当に怖かったですね…。
お腹が重い、だけじゃない!!
妊娠中、”お腹が重いから”、歩くのが大変、息切れする、腰が痛くなる…。
妊娠前に思っていた、お腹に子どもがいることの大変さってそんな感じでした。
しかし、お腹が重くなること自体は些細なこと。
妊娠中、お腹が大きくなってきて大変になるのは、もっと別のことでした。
寝にくい。内臓が押しつぶされる…!
まだ周囲から見てもお腹が大きくなっているのかわからない、妊娠3ヵ月ごろからすでに内臓への違和感みたいなものが始まりました。
あお向けで寝ると内臓が圧迫される、かといって横向きで寝ようとすると、内臓が地面側に引っ張られて気持ち悪い…みたいな感じです。
結局出産するまであお向けで寝ることができず、常にU字の抱き枕を抱いて、枕にお腹を預けて寝ていました。

私はニトリのU字クッションを使っていたけど、検索したらもうないみたい。
これに似ているかな?

バナナ型の妊婦用抱き枕もありますが、それだと寝返りした時にいちいち枕の位置を変えなければならないので、私はU字が寝やすかったです!
息が、胃が苦しい…
妊娠すると、常に重たいお腹を抱えているから、その疲れで息が上がる…という単純なロジックではなく、大きくなった子宮に内側から肺や胃を圧迫されるから苦しい。
赤ちゃんに大量の血液を送ることも加わって、息切れしたり、めまいがしたりします。
赤ちゃんが内側で動いたり、しゃっくりしたりするときの違和感、たまに蹴られる痛みもあります。

よくある妊婦体験ってお腹の重さは経験できるけど、この内側から来るしんどさは経験できないよね…。
妊娠中、個人差ありすぎ…!!
そして、総括すると、

や、妊娠、個人差ありすぎでしょ!?

いやいや、こんな苦しいのに、世のママたちもっと偉そうにしていいよ…!!
つわりの重さ、長さ、お腹が張るかどうか、発疹・むくみ等のマイナートラブルと呼ばれるその他いろいろな不調がどれだけ出るか…など、人によって本当に異なります。
そして、妊娠前に想像していたのとは全く異なる状況でした。
こんなに想像しがたく、個人によって状況が異なるから、妊娠中に「病気じゃないんだから」なんてことになるんだな…と実感しました。

個人差が大きすぎるので、自分や自分のパートナーが妊娠を経験している人が持っている「妊娠ってこんな感じ」を他の人に当てはめてしまうと、行違うだろうな…と感じます。
そんなこんなの大混乱の妊娠期間で感じた、こんなの知らなかった…とお伝えしました。
個人差が大きいので、すべてにおいて私と同じように感じることはないかもしれませんが、「すごく振れ幅があって、予想通りにいかないんだ…」ということだけでも伝われば幸いです。
おわり。