【妊娠したあなたへ】「逃げ恥」と同じコロナ禍で妊娠・出産した私が感じた共感/現実と異なる点

妊娠・出産
画像出典:公式番組公式㏋(火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』|TBSテレビ

2021年1月2日に「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」が放送されました。

2020年の秋ごろにこの通称「逃げ恥」が、妊娠・出産を描いたスペシャル版で帰ってくると知って、2020年年末に出産予定だった私は、「出産を頑張って、逃げ恥を見るんだ!」と楽しみにしていました。

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同意した点1:サポートって何?

みくりの妊娠が発覚し、婚姻届けを出したりいろいろ準備を始めます。そんななか、

平匡:僕は全力でみくりさんをサポートします!何でも遠慮なく言ってください!

みくり:サポートって何?手伝いなの?私が一人で調べて、平匡さんに教えるの?

といった内容の場面がありました。

ドラマの中の平匡さんは、世間的にみると協力的な夫だと思います。

実際にいろいろと考えてくれている場面も見受けられます。

それでも、無意識下に「手伝い」であるという認識があり、みくりはそれにカチンと来る。

私も夫は協力的で、私がつわりで動けないときは家事を引き受けてくれました。

でも、私はつわりで仕事に行けず寝たきりの期間があったのですが、「仕事も家事もしているお母さんもいるのに、個人差はあるっていうからわからないけど、もう少し家事できるんじゃないって思ったりもするよ」と言われたり、産院や分娩方法を決めようと調べているとき、相談しても「やりたいように決めたらいいよ」というスタンスだったりしたことがありました。

夫には本当に感謝しており、こんなに手伝ってくれる人日本に何人もいない!とさえ思っています。

でも、産前産後の精神不安定もあってか、「ほかのお母さんと比べられた」「出産は命がけなのに、同じ土俵に立って考えてもらえなかった」その思いはいまだに胸の中にちょっとだけ残っています。

同意した点2:つわり中、なぜかフライドポテトは食べられる

つわりって、「うっ」となって、妊娠がわかった!おめでとー!。

ドラマや漫画ではその描写しかないので、ほんの一瞬のことなんだろうと無意識に思っていました。

まさかあんなにもつらいとは…。

私はつわりが重い時期は水を飲んでも気持ち悪いくらいで、何も食べたいものがなく。

ただ、逃げ恥でみくりの友人のやっさんがみくりに勧めたように、フライドポテトは食べられるという情報をネットで発見し、試しに食べてみたら食べられました。

(でもおいしいと感じるわけではなく、ただただ食べることができたという感じです。)

逃げ恥内ではグレープフルーツのゼリーが食べたいみくりのために、平匡さんがコンビニを駆け回るという描写も出てきて、これもドラマやアニメのテンプレだと思います。

私も妊娠=すっぱいもののイメージがあり、グレープフルーツジュースや梅干しを試してみたりしましたが、私の場合はイマイチでした。

同意した点3:男性の育休はとれない

平匡さんは、会社のプロジェクトのリーダーを任されつつも、何とか育休の取得を取りつけます。

しかし、平匡さんがいないとプロジェクトが進まない…!と電話がかかってきて、結局出社することに。

私の旦那は、育休とは別に、冠婚葬祭など家族の事情で数日休暇がとれる制度があり、それで年末年始の休暇につなげ、5日間ほど休みを取ってもらおうと思っていました。

でも、それも結局は子どもを病院に連れて行かねばならないが妻が体調不良で旦那が休まざるを得ないといった状況でないと取れないという規定になっており、取得がかないませんでした。

私の会社でも、育休を希望した男性社員が、「奥さんが育休をとっていて、子どもの世話はできるはずだから、同時に育休を取得することは認められない…」と言われたという噂を聞いたことがあります。

逆に、一カ月くらい育休を取得した男性社員も二人くらいは知っています。

会社や部署、その人の立場にもよりそうですが、やはり男性社員の育休のハードルは女性よりずっと高いといえそうです。

現実と異なる点1: つわりはすっきりとは終わらなかった(※個人差あり)

みくりはご飯の炊ける匂いがダメだったのに、ある日突然、気持ち悪さが消えて、試しに卵かけごはんを食べてみたら食べられて歓喜!という場面がありました。

実際、このようにある日突然つわりが終わる人もいるようですが、私は徐々になくなっていくタイプで突然症状がなくなったりはしませんでした。

また、吐きづわりの症状と入れ替わりに、おなかが圧迫されるような苦しいタイプのつわりが出てきて、結局出産するまで完全につわりが終わることはなかったです。

〇現実と異なる点2:妊婦は卵かけごはんは食べられません

上記でみくりは卵かけごはんを食べていましたが、

食中毒になると胎児への影響が考えられるので、生卵や半熟卵は食べないようにしていました。

ほかにも生ものは基本節制していて、生肉(サラミ、生ハムなど)・生魚(寿司、生の明太子のおにぎりとか)なども食べませんでした。

人によっては多少であれば食べるという方もいると思うので、潔癖にしすぎたほうではありますが…。

現実と異なる点3:無痛分娩

ドラマ内では何の痛みもなく、余裕の表情で平匡さんと話すみくりの姿が描かれていました。

もちろん、そういった話も聞きますが、私の場合は無痛分娩でも苦しかったです。

ある程度陣痛に弾みがつくまでは麻酔を入れないように我慢する時間があるのと、やはり完全に痛みを取り切れないので、赤ちゃんが出てくるときの痛み?苦しさ?みたいなのは、出産直後はもう二度と産めない!と感じる程度にはありました。

総合的な感想

細かいところでは「うーん、そんなんじゃないな」と思うところもありましたが、全体としては妊娠中の葛藤がダイジェスト的に盛り込まれており、共感できるドラマでした。

旦那も「逃げ恥を見て、出産についてあまり調べなかったことを反省した」と言っており、妊娠がわかった夫婦は一緒に見てみると、先々のイメージがわくドラマなのかなと思いました。

本日の結論

妊娠がわかったあなたへ伝えたい

逃げ恥、けっこうよい教材です。
夫婦で見てみるのもよいかも。

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