つかみ食べ開始!定番はおにぎりなのか?
生後9カ月あたりから、自分でスプーンをつかもうとしたり、つかみ食べしたいのかな?という様子が見られました。
本人にスプーンを預けるとうまく食べられなくてぐちゃぐちゃになるし、スプーンを口の奥までもっていってしまうのも怖いし、そろそろつかみ食べ用の食事も用意せねば…と思っていました。
それまではとにかくみじん切りの湯で野菜と、ミンチ状のタンパク質とおかゆがあれば、何とかなっていました。
つかみ食べは、スティック状のゆでやさいや肉団子、おにぎり等のイメージはありました。
小さすぎたり、柔らかすぎるとうまくつかめず食べられない。
中途半端な大きさだとのどに詰まらせるのが怖い。
大きいものだと、本当に食べられる?かじりとれずに、やっぱりのどに詰まるのでは…
と迷って腰が重くなっていました。
が、離乳食の途中からスプーンをつかまれることがあまりにも多くなり、重い腰をあげました。
最初は5倍がゆにあおさと片栗粉を混ぜ込んで、オーブンで焼き、直径1cmほどの小さなおにぎりにしました。
結果、興味をもって上手につまんで食べていました。
ただ、手がベトベトになり、その手で触れる服、髪の毛、椅子、私の服までもすべてベトベトです。
のりを巻けばもう少しマシかもしれませんが、おにぎりの湿ったのりなんて大人でも嚙み切りづらいものをつかみ食べ初期に与えるのは不安でした。
結局、何回かおにぎりを試したのち、これは続けられない…!と思い、別のつかみ食べ用の食べ物を模索することに。
拭きとりやすい食材・1品だけつかみ食べ用にしてみる
つかみ食べ初期に何をあげたらよいか。
この情報って意外とないんですよね。
結局、ネット検索した中で、できるだけ手がベトベトしにくそうな、汚れても拭き取りやすそうなものが、干しいも・おやき・パンでした。
干しいもは、半生タイプのやわらかいものを、さらに水に浸してレンジで1分ほど過熱し、やわらかく戻しました。
おやきは、市販の元をつかったじゃないもベースのものもあげましたし、バナナと片栗粉をまぜて焼いたりもしました。
パンは固い耳の部分がないサンドイッチ用食パンを利用しました。1cm角くらいに切り、水分が少ないので、少し水気を足して、きな粉や野菜パウダーをまぶして味付けをしました。
どれも指でつぶせるくらいのやわらかさであることは気をつけました。
とくにおやきはちょっと片栗粉が多いと固くなってしまうので、加減には気を使います。
が、自分で食べるのが楽しいのか、甘い味が多くておいしいのか、食いつきは抜群です。
1食分すべてをつかみ食べ用にすると、作るのも大変だし、食べるのも時間がかかり、うまく食べれずにこぼしたりすると十分な量を食べたのかどうかもわからなくなってしまいます。
ということで、ひとまず当面は1食のうち1品、つかみ食べの食材を用意するということでやっています。
ばんざい・パチパチ・絵本を指差し…コミュニケーションがとれるように
以前から、名前を呼ぶと振り返ったりすることはありました。
雑誌などを見ると、そろそろコミュニケーションが取れるようになってきて、同じジェスチャーや声掛けを繰り返すと、それが何を意味するかが結び付いて、反応が返ってくるとあります。
それまで動作や声掛けの意味を理解してくれるかもしれないと繰り返し同じ働きかけたりしたこともありませんでした。
9カ月のころはそんな気配は全くなかったので、この子とコミュニケーションを取れるのはもう少し先かな…と思っていました。
ただ、反応してほしかったので、抱っこしたいときに「おいで」と言って手を広げてみたり、離乳食をつかみ食べできたタイミングで「上手~」と言って拍手をしてみたりを意識的にやってみました。
すると、関係あるのかないのか、離乳食後に口を拭かれるのを嫌がって両手を上に向かってあげるようになり、その動作をした際、何回か「バンザイだね~」と声掛けをしながら一緒にバンザイしていると、こちらがバンザイすると真似してバンザイするように。
そこから、マネするコツをつかんだのか、数日後拍手ができるようになりました。
ただ、拍手に関しては、大人の手が鳴るのが楽しいようで、手をつかんできてシンバルの要領で鳴らして遊ぶことも多いです。
また、結構びっくりしたのが、急に絵本で指差しをするようになりました。
指差しするのはこちらの絵本。
ウォーリーを探せのきんぎょ版?のような感じで、「きんぎょはどこににげた?」と言うと、ページの中に紛れ込んでいるきんぎょを指さします。
おそらく、「きんぎょ」が何かを理解して、探して、問いに答えているわけではなく、何か惹かれるものがあって(目がついている赤いものだから?)、指を指しているだけなのでしょうが。
生後半年くらいでばあばからプレゼントしてもらいましたが、これまではうれしそうに見ていることはあれど、きんぎょ単体に対して興味を持ったり、ましてや指差しをしたりする気配はまったくありませんでした。
子どもって本当に急に進化して、何か新しいことができるようになるんですよね。
その姿は見ていて楽しいです。
もうちょっとしたら、歩くようになって、ハイハイしなくなるかな?
もうちょっとで、大人とほとんど同じ食事が食べられるようになって、卒乳かな?
進歩することで、赤ちゃん特有の動作をしなくなる場合はうれしさに交じって、少し寂しい気にもなりますね。
いわゆる「赤ちゃん」でいる時間も終わりが近づいているな。
そんなことを感じる生後10カ月なのでした。