【妊娠したあなたへ】個人差の大きいつわり。私の場合

妊娠・出産

妊娠をしたあなたは、つわりを経験することになるでしょう。

「つわり」ってもちろん言葉では知っていました。

でも、全然イメージとは違っていました。

こんな状況になるなら覚悟しておきたかった。

学校で教えておいてよ…!

会社のママ社員さん、先に妊娠した友人、誰もつわりがつらいなんて言ってなかった。

こんなにつらいのになぜ自分の中だけにしまっておけるんだろう…!?

と何度も思いました。

もちろん、つわりは個人差が大きく、つわりは全くなかったという話も何人か聞いたことがあります。

一律こうなると言えないから、学校などで教えるのが難しいのかな。

前もってこんなにつらいめに合うと知ってたら妊娠嫌だって人が増えてしまうから教えないのかな。

そんなことも考えました。

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妊娠前のつわりのイメージ

妊娠前、つわりは完全にドラマや漫画に出てくるイメージでした。

というか、それ以上想像したり、「あれってシーンとしては一瞬だけど、実際どれくらい続くもんなの?」と考えたこともなかったです。

なので、妊娠が発覚するくらいのタイミングで「おえっ」となり、

病院に行って「おめでとうございます。妊娠です。」と言われた頃にはおさまっており、幸せに包まれるイメージでした。

そして、そのあとはとにかく食欲旺盛になり、すっぱいものをドカ食いする…そんな風に思っていました。

妊娠2~3カ月(妊娠4~11週目):絶望的な気持ちの悪さ

私の場合は、妊娠がわかったのが5週目で、発覚後すぐ、6週目からつわりがはじまりました。

  • ・6週目…食べつわり
  • ・7週目…吐きつわりも加わり、少量の吐血も
  • ・8週目…どんどん症状悪化
  • ・9週目…つわりピーク
  • ・10~11週目…動悸、気絶のような睡魔が加わる

6週目はまだおなかがすくと気持ち悪い、夜20時くらいになると横にならないとつらい程度の気持ち悪さでした。

7週目になると、吐き気が出はじめ、はき戻したものに(今思うと少量ですが)鮮血が混ざっていたときはもうだめだと心が折れました。

産院で見てもらうと、「吐いたときに胃液などで喉が荒れて切れちゃったのでしょうね、問題ないですよ」とのこと。

8週目になるころには、普段気にもとめたことのない洗剤の匂い、調味料の匂い、歯磨き粉の臭いなどをかいだだけでものすごく気分が悪くなりました。

窓を開けていると、家から大通りを挟んだ向かいに設置されている喫煙所から漂ってくるたばこの臭いまで敏感にわかりました。

喫煙所は地上、私の家はマンションで1階ではないのにも関わらずです。

水の中のカルキの臭いがダメなのか、お風呂に入るのも気持ちが悪かったです。

9週目がつわりのピークでした。

いつかよくなるとわかっているからどうにか耐えているものの、もしこれが一生続きますという病気だったら生きることを諦めてしまうかもしれない。

食べたいと感じるものが何も思いつけませんでした。

何を食べても気持ちが悪く、でも空腹になるとそれも気持ちが悪くなるので、作業的に食べ物を口に入れる毎日。

つわりによいという食べ物を調べて少量を必死に食べていました。

水すら気持ち悪くて飲めず、どうにか受けつけた経口補水液を飲んでいました。

10~11週目はほんの気持ち悪さが減ったようでした。といっても100だったのが95になった程度です。

そう信じなければ心が折れそうで、そう思い込んでいたのかもしれません。

また、この時急に動悸と気絶したのか眠ったのかわからないような眠気の症状がありました。

胸が苦しく、鼓動を強く感じる。

そうかと思ったら、気絶したように眠っており、気持ち悪さでまたはっと目覚める。

明日ちゃんと目が覚めるだろうかと恐怖感を感じる日々でした。

妊娠4~5カ月(妊娠12~19週目)

  • ・12週目…まだ起きておけないほどの吐き気。突発的な強い頭痛、湿疹
  • ・16週目…空腹時の吐き気

雑誌やネットの情報では、12~16週目くらいには落ち着くと書いてありました。

そのあたりで、徐々によくなるパターンとある日突然すっきりするパターンがあると。

12週目では、寝ていると我慢できる程度になりましたが、動くと気持ちが悪くなってしまう状況。

産院では、「個人差がありますから、なかなかすっきり終わらない人もいますね、こればっかりはしょうがないんですよ」とのこと。

12週目の検診では、妊娠初期指導があったのですが、座っているのもつらい状態だったので、助産師さんに「つらかったらこの説明は次回の検診時にまわしても大丈夫ですよ」と言われたのを覚えています。

また、一時的なものですが、同じころ、急に強い頭痛と強い吐き気が出たときがありました。

そして、つわりではありませんが、このころ胸・おしり・腕・足の付け根のあたりに湿疹のようなものが出はじめました。

産科で出せる薬には制限があるので、皮膚科に行って薬をもらいましたが、このあと徐々に全身に広がっていくことになります。

16週目、妊娠発覚後ずっと続いている高温期の微熱がまだありました。

高温期についても同じく13~16週あたりで、胎盤が完成して治まるとネットで見ましたが、まだ熱っぽく、胎盤がちゃんとできていないのではないかと不安にもなりました。

妊娠初期指導で、体を冷やさないようにと言われ、熱っぽくアイス枕を使用していることを相談すると、熱が治まってからで大丈夫ですよ、とのことでした。

気持ち悪さはだいぶマシになり、ただ空腹だと気持ち悪い状態が続いており、少量の食べ物をこまめに摂取する生活が続いていました。

妊娠6~8カ月(妊娠20~31週目)

このころには、つわりは空腹時の吐き気と、胃が圧迫されるような症状となりました。

時には小さなヨーグルトカップ1つ食べただけでもとても胃が苦しくなったりしたので、胎児に物理的に胃を圧迫されているというよりは、やはりそういうつわりだったのかなと思います。

また、どんどんとおなかが大きく重くなっていくため、お尻の骨(坐骨?)がゆがんで片方だけ飛び出ていて椅子に当たるような違和感が出はじめました。

このままでは坐骨神経痛になるかも…!と怖くなり、整体にかかり、トコちゃんベルトをつけるようになり、何とか改善しました。

また、このころ、出産まであともうちょっとだ…!と感じるようになりました。

出産は痛いだろうか、本当に自分の選んだ産院で、予約している出産方法で私も子どもも無事だろうかとメンタル崩壊しました。

この時期、友人に出産アドバイスを聞きまくり、病院を調べなおし、目星をつけなおした病院にも電話をしまくっており、本当に迷走期でした。

妊娠9~10カ月(妊娠32~39週目)

妊娠9カ月に入ったころ、さすがにおなかが張ることが増え、日に何回もおなかがぎゅーっとなるような、ずーんとなって動けないようなことが増えてきました。

そんなものだろうと思いつつ、一応お医者さんにそれを伝えると、「念のため、子宮頚管の長さを図りましょう」ということになりました。

子宮頚管が短くなりすぎていると、早産の可能性があるそうなのですが、その時期では3~4センチくらいあってよいところ、2センチを切っていました。

その日、切迫早産で即入院。

幸い、3日ほど入院し、飲み薬のみで状態が安定したため、退院できましたが、正期産(もう赤ちゃんが生まれてもよい時期)まで家で絶対安静。

ごはん以外は寝たきりの生活をすることになりました。

本当に知らないことばかりで、不安の連続でした。

でも、初期つわりが重くて脱水症状で入院になる方、切迫早産で何カ月も入院になる方もいると考えると、私も飛びぬけて重症ということではないのだと思います。

逆に、つわりなんて全くなかった、すぐに終わったという方の話も聞いたりします。

千差万別のつわりなので、まったく同じ状況をたどる人はいないと思いますが、

私もそういった様々な体験談に励まされた1人なので、1つの例として、自分の体験を残しておきたいと思います。

今は喉元過ぎれば熱さを忘れる、で、あのころの辛さにはもやがかかったようですが、

第二子を妊娠することがあれば、またあの1年を経験することになると思うと怖いです。

でも、次もきっと、出産するころには忘れているんだろうな…。

本日の結論

妊娠したあなたに伝えたい

つわりの体験談は知っていてもよい
つわりをどうこうすることはできないけれど、多少の覚悟ができる
そして、絶対につわりは終わる
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