【妊娠を考えるあなたへ】産院を選ぶときにチェックすべき10の観点

妊娠・出産

産院を選びたい、でもどうやって選んでいいかさっぱりわからない…!

妊娠した時、いったい何を考えればいいのか、出産時そもそもどんな選択肢がとれるのか。

こんなこと学校でもどこでも教えてくれません。

どう選んでいいのか、さっぱりわからないのが普通なのではないかと思うのです。

私の場合は妊娠がわかった後に急いで調べていったんは病院を決めて通ったものの、その後あれも気になる、これは大丈夫か…と出産直前まで迷い続けることになりました。

そんな私が妊娠中の10カ月にわたり、出産経験のある友人へリサーチし、ネット検索し、最終的に絞り込んだ候補約10か所の病院に何回も質問の電話をかけ、たどり着いたチェックポイントは以下の観点です。

  1. 里帰りするかしないか
  2. 総合病院か、個人病院か、助産院か
  3. 緊急時の対応
  4. 家からの距離は?
  5. 分娩方法は?
  6. 料金はいくらか?
  7. 立ち合い・面会は可能か?ルールは?
  8. 母子同室か別室か、産後の体調により選べるか
  9. 個室か大部屋か
  10. 食事・アメニティ等設備はどうか?
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里帰りするかしないか

里帰りするかしないか、するとしたら自分の実家に帰るのか、夫の実家に帰るのか考えておく必要があります。

実家が近くの場合は病院選びには関わってこない条件ですが、実家が県外など遠方の場合は検討必須です。

個人的には産後一か月は夜泣きも段違いに多く、沐浴も大変、ママの体もガタガタなのでワンオペはできるだけ避けたほうがいいかと思います。

ただ、両親と育児方針が食い違いストレス、両親がまだリタイアしておらず結局ほぼワンオペ、旦那さんに会えずさみしい…など一概に里帰りがいいとも言えません。

また、両親を頼るにしても、手伝いにこちらへ来てもらうという選択肢もあります。

私の場合はこれで、実母に手伝いに来てもらっていました。

総合病院か、個人病院か、助産院か

総合病院の多くは、万が一のこと(母体が出血多量、子供に何か異常がありNICU〈新生児集中治療管理室〉に入る必要があるなど)があっても院内で対応できるという安心感があります。

個人病院は、その病院によりサービスに個性があったり、入院中の希望を聞いてもらえる柔軟性が高めな印象です。

助産院は、私は不安で対象には含めませんでしたが、自然なお産・アットホームなお産をしたい方にはよいようです。助産師さんが主体でお医者さんがいないため、医療行為(麻酔とか)ができないのが助産院ということらしいです。

どこが絶対ということはないため、自分が望む出産を実現できる形態の病院を選ぶのがよいです。

緊急時の対応

②にあるように、総合病院か個人病院か助産院かで緊急時に院内で対処できること、対処できず他院へ緊急搬送となることがあります。

輸血ができないので出血が多くなったら緊急搬送、輸血はできるけど子どもの心臓に異常があったら緊急搬送…など、緊急対応可能な幅には当然違いがあります

総合病院でもNICUはないところがあったり、一概には言えないので確認しておくことをおすすめします。

また、出産前に高血圧・糖尿病・早産逆子などになった場合などに、その病院では対応できず転院になってしまうということもあるので、その可能性があることも頭に入れておく必要があります。

家からの距離は?

いざという時、30分も1時間もかかるようでは危険が及ぶ可能性がありますし、そうでなくてもつわりやおなかが重い中、1、2週間に1度通い続けるわけなので大変です。

私の場合は車で15分くらいで着けるところ(=タクシー代もギリギリ払える距離)を目安にしました。

出産は平日なのか土日になるのか、昼間なのか夜中なのかいつ始まるかわからないため、いつもはすいているが特定の時間にめちゃめちゃ混んで時間がかかるみたいなことがないかどうかもチェックポイントです。

分娩方法は?

分娩方法にも意外とバリエーションがあります。

自然分娩なのか、麻酔を用いて分娩時の痛みを軽減する無痛分娩なのか、ソフロロジーなど出産時の呼吸法によって痛みを軽減する方法をとるのか、陣痛誘発剤を用いて分娩日をコントロールする計画分娩にするのか。

さらに、「この分娩は可能だけど、〇週目までに予約が必要ですよ」とか、「平日9-17時のみの対応です」とか、同じ分娩方法でも産院によって細かい条件が異なるものです。

そして、そういった細かい条件まではホームページには書かれていないということも結構ありました。

そういった条件もよく確認のうえ、自分の希望が実現できる産院を探す必要があります。

料金はいくらか?

出産一時金の42万が支給されるとはいえ、多くの病院では手出しのお金がかかります。

病院によって、分娩方法や個室代などによってかかるお金が変わってくるので、確認しておくと安心です。

立ち合い・面会は可能か?ルールは?

コロナの影響で立ち合いや面会ができない病院も多いです。

誰であってもNG、旦那さんのみOK、県内在住の親族1名のみOK、出産後〇分だけ可能

…など病院により条件が異なるので細かく確認しておくのがよいです。

コロナ禍でなかったとしても、面会時間が短く、仕事の忙しい旦那は結局面会可能時間までに帰ってこれなかった…なんてことがないように、確認しておくと安心です。

母子同室か別室か、産後の体調により選べるか

入院中くらいは赤ちゃんとは別室で体を休めたいのか、母乳を早く軌道に乗せるため母子同室にするのか、希望を伝えればその時間帯だけ赤ちゃんを預かってもらうのか。

産後の自分の状態は想像できないので難しいですが、自分がどうしたいのか考えておくといいです。

個人的には、完全同室や完全別室が決まりで、自分で赤ちゃんと一緒にいるか選べない病院だとしんどいんじゃないかなと思います。

私の産院では、食事中や眠りたいと思ったら赤ちゃんを預かってもらうということができたので、よいペースで入院生活ができてよかったなと思っています。

個室か大部屋か

個室は個室代が別にかかるところもあるので、料金も確認し、どうするか決めておく必要があります。

食事・アメニティ等設備はどうか?

ほかの項目より優先度は下がるかもしれませんが、食事はボロボロの入院中の唯一の楽しみでした。また、パジャマや授乳クッション、赤ちゃんの肌着などどこまで貸してくれるのかも確認しておくと、出産準備にも役立ちます。

産褥ショーツ、産褥パットなどは、人によっては入院中のみ使用で、産院でくれるなら買わなくてよかった…!ということもあるため、事前に確認しておくと無駄な買い物も防げます。

また、退院後も産院で使っていた慣れたおむつやミルクを使いたい、産院で貸してもらった搾乳機が使いやすかったからそれを買いたい…といったこともあると思うので、何を使っているか前もって聞いておき、同じものを家にも用意しておくということもできます。

反対に、産院で貸してくれるというので試しに使ってみたら使いにくかった/不要だと思った、ということもあるので、産院で貸してくれるものは借りて使ってみるのがおすすめです。

本日の結論

産院選びに迷う私に伝えられるならこう言いたい。

大変だけど、この10の観点を調べておけば、自分の選んだ産院に納得できる。
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